肩こり・腰痛になる理由



どうして肩こりや腰痛になると思いますか?

筋肉が固くなっているから。

骨盤が、背骨が、歪んでいるから。

たしかにそうかもしれません。

最終的にはそうかもしれませんが、

じゃあ、どうして筋肉が固くなるの?骨盤や背骨が歪むの?

ということを考えていきたいと思います。


まず、地球上で生活している限り重力の影響を受けています。

この重力に対してきちんとまっすぐ立てていれば、体に余計な負担がかかってこないので

痛みを起こすことはありません。

しかし、肩こりや腰痛になるということは

一見まっすぐに立てているようでも立てていないんです。

で、実際には次のようなことが起きています。

1.体の横についている腕を体の前で使うことで、その重さにより重心が前に移動します。

さらに頭の重さも加わって上半身は前に倒れます。

⇒肩が前に出て肩甲骨の間は開き猫背気味に

⇒背骨が歪みます

2.そのまま体が倒れてしまわないように足は内股になり、膝を曲げて踏ん張り体を支えます。

⇒股関節は曲がり骨盤は後ろに傾きます

⇒骨盤が歪みます

3.体を真っ直ぐにしようと上半身を起こします。

⇒背中、腰、脚に大きな負担がかかります

⇒筋肉が固くなります

つまり、人が2本の足で重力に対抗してバランスを保とうとしながら

手を使って生活することにより、背骨や骨盤が歪み、体に負担が掛かり続けた結果、

我慢の限界を超えたときにコリや痛みとなって肩こりや腰痛といった症状を引き起こすのです。

あなたの体は簡単に楽になれます

どうして悪くなったかがわかってしまえば、

どうすれば良くなるのかがわかります。

1.前に出て巻き込んだ手・腕を戻し、肋骨を起こします。

2.内旋して曲がった脚を戻して、骨盤を起こします。

3.そして最後に頭の位置を戻します。

こうして重力に対して真っ直ぐ立てるようにしてあげれば痛みの起きにくい体の完成です。

ということで、あなたの体は簡単に楽になれるんです。